
「足首を何度もひねる」
「捻挫って癖になるの?」
「足首が不安定な気がする」
など何度も繰り返す足首の痛みにお悩みの方もいるのではないでしょうか。
捻挫を起こした際に、安静にしているとと1〜2週間ほどで痛みが消えることがありますが、運動を再開すると足首の痛みや捻挫が再発するケースがあります。
この記事では、足首を何度もひねる原因や捻挫は癖になるのかなど、繰り返す足首の痛みについて詳しく解説していきます。
その場しのぎで何度も対処すると、更に悪化する可能性もあるため、ぜひ最後までご覧ください。
目次
■足首を何度もひねるのはなぜか?
足首を何度もひねる主な原因は、過去に起こした「足関節捻挫」が治りきっていないことが考えられます。
捻挫をすると、足首を支える靭帯が緩むなどの靭帯損傷を引き起こす傾向があります。
また、足首の傾きを瞬時に察知して踏ん張る神経系の反応速度(固有受容感覚)が低下していることも考えられるでしょう。
その結果、凹凸のある道や運動中に足元のバランスを崩しやすくなるなど、再びひねってしまうケースがあります。
また、足首周りの筋力低下や柔軟性の不足も、再発を招く原因となります。
痛みが引いたからと自己判断で完治と決めつけず、クリニックの受診によって関節の機能が回復するまで適切な処置を行うことが重要です。
■捻挫は癖になるのか?
「捻挫は癖になる」とよく言われますが、これは癖ではなく、医学的には「足関節不安定症」という状態に移行している可能性が考えられます。
足関節捻挫をした際に生じた靭帯損傷が十分に修復されないと、関節に物理的なグラつきが生じ、何度もひねる悪循環に陥るケースがあります。
「捻挫だから」といって放置すると、些細な動作でも捻挫を繰り返すようになり、さらなる靭帯の緩みを引き起こす可能性もあるため注意が必要です。
「癖だから仕方ない」と諦めるのではなく、足首の安定性を取り戻すための適切な治療やリハビリが再発防止を目指す上で大切になります。
■捻挫を繰り返している足首は不安定?
捻挫を繰り返す足首は、構造的・機能的に非常に不安定な状態です。
靭帯が緩む「機械的不安定性」と筋肉や神経がうまく働かない「機能的不安定性」が考えられます。
日常生活で「足首がグラグラする」「足首がカクッとなりそう」といった不安感がある場合、足首がこれらの原因によって不安定になっていることを疑ってみましょう。
この不安定さを放置すると、関節の軟骨を傷つけ、将来的に強い痛みや変形を伴う「変形性足関節症」を引き起こすリスクもあります。
足首が不安定なまま運動を続けることは、怪我の連鎖を招くだけでなく、関節の寿命を縮めることにも繋がります。
■捻挫を繰り返すときの対処法
捻挫を繰り返すときの対処法について、以下にて詳しく解説していきます。
サポーターやテーピングによる「物理的な保護」
靭帯損傷によって伸びた靭帯は、自然には元の強度に戻りにくい傾向があります。そのため、サポーターやテーピングでの補強がおすすめです。
日常生活やスポーツ時に外部から物理的な支えを作ることで、不意に足首をひねるリスクを軽減する一助になります。
ただし、正しい固定方法が必要になることや、固定に頼りすぎず、適切な医療機関の診察を受けた上で活用することが大切です。
リハビリや筋トレによる「機能の回復」
足関節捻挫を繰り返すと、足元の傾きを察知する神経の反応が鈍くなる傾向があります。
神経の反応に対する機能回復には、片足立ちなどのバランス訓練や足首を支える筋力のトレーニングがおすすめです。
足首の筋力トレーニングは以下などを参考にしてみてください。
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筋トレの種目 |
詳細 |
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カーフレイズ(ふくらはぎの強化) |
壁に手をついて立ち、ゆっくりとかかとを上げてつま先立ちになり、ゆっくり下ろす。 |
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チューブエバーション(腓骨筋の強化) |
座った状態で足の甲にゴムバンドをかけ、足首を「外側」にひねるように動かす。 |
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タオルギャザー(足底の筋力強化) |
床に置いたタオルを、足の指の力だけでクシュクシュと手前にたぐり寄せる。 |
筋肉や神経の連動性を高めると、ひねりそうになった瞬間に体が自然に踏ん張れるようになり、再発リスクの軽減が期待できます。
ただし、個人で行うと痛みがでたり、症状が悪化したりする可能性があるため、整形外科などの専門の医療機関によるリハビリの活用をおすすめします。
■足首の痛みはその場しのぎだけでなく、クリニックを受診しましょう
今回は、繰り返す足首の痛みや捻挫について、詳しく解説してきました。
捻挫は、安静にすると痛みが引く場合もあるため、放置してしまう方もいますが、自己判断で対処すると繰り返す可能性もあるため、クリニックへの受診も大切になります。
捻挫を繰り返して、足首が不安定になると関節の軟骨を傷つけ、将来的に強い痛みや変形を引き起こすリスクもあります。
日常生活への影響も考えられるため、捻挫をした場合はできる限り早く専門の医療機関を受診し、適切な治療やリハビリを行いましょう。
もし気になる症状がある場合は、当院までお気軽にご相談ください。
