
「運動するとすねの内側が痛む」
「すねが痛くて運動を続けられない」
「すねの痛みがとれない」
などすねの痛みにお悩みの方もいるのではないでしょうか。
運動中や運動後に痛む場合は、シンスプリントや疲労骨折など様々な原因が考えられます。
原因によっては、体が温まると一時的に痛みが引くこともあるため、つい放置してしまう方も少なくありません。
しかし、悪化すると日常生活が不便になるなどの恐れもあり、注意が必要です。そこで本記事では、運動中や運動後のすねの痛みに関する原因や注意点について解説します。
目次
■運動中、運動後に起こるすねの「内側」が痛い原因とは
ここではすねの内側が痛い原因について、詳しく解説していきます。
運動のし過ぎによる疲れと感じる方もいますが、炎症による痛みの可能性もあるため、自己判断せず気になる症状がある場合は早めのクリニック受診を検討するようにしましょう。
シンスプリント (脛骨過労性骨膜炎)
シンスプリントは、ランニングやジャンプなどの過度な負荷によって、すねの骨(脛骨)を覆う骨膜が炎症を起こす状態です。
運動を始めたばかりの人や練習量が急激に増えた時期に多く見られる傾向があります。個人差はありますが、以下のような特徴があります。
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すねの内側(すねの下側1/3付近)に痛みを感じやすい
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身体が温まる前の運動開始時に痛む(運動を続けて体が温まると一時的に痛みが消えることがあるため、治ったと勘違いされやすい)
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激しい運動を続けていると痛む
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運動後に痛みがでる
ただし、人によっては体が温まると痛みが軽減する方もいたり、痛むタイミングも個人差があったりなど自己判断が難しい場合もあります。
悪化すると安静時にも疼くようになり、日常生活に影響する可能性もあるため、気になる症状がある方は、できる限り早く専門の医師の指示に従った対策をすると安心です。
疲労骨折
疲労骨折は、一度の大きな衝撃ではなく、小さな負荷が同じ部位に繰り返し加わることによって骨にひびが入る状態です。
広範囲で痛むシンスプリントと混同されやすいですが、特定の部位をピンポイントで指で押すと激痛が走る傾向があります。
また、運動中だけでなく、歩行時や安静時にも痛みを感じるケースもあります。
すねの一点に鋭い痛みを感じる場合や、見た目に腫れがある場合は、自己判断せずに早めに専門の医療機関を受診し、レントゲンやMRI検査を受けましょう。
後脛骨筋腱炎
後脛骨筋腱炎(こうけいこつきんけんえん)は、足の裏の「土踏まず」を支える筋肉の使いすぎで傷ついてしまうことによって、すねに痛みが生じる可能性があります。
足の裏が平らな「偏平足」の方や、着地したときに足首が内側に倒れやすい人に起こりやすいと言われています。
痛みはくるぶしの後ろからすねの内側にかけて出やすく、つま先立ちをしたり足首を動かしたりすると強く痛む傾向があるでしょう。
「ただの疲れ」と放っておくと、土踏まずの形が崩れてしまい、普段の歩行時にも辛くなる恐れがあります。
■一時的にすねの痛みを和らげるためのセルフケア
以下はあくまでも、一時的に痛みの緩和が期待できる対処法です。気になる症状がある方はできるだけ早く、専門の医療機関を受診することが大切です。
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対処法 |
具体的な内容 |
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安静 |
痛みが引くまで運動を休み、まずは炎症を鎮めることを優先しましょう。 |
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ストレッチ |
ふくらはぎや足の裏をよくほぐして、すねにかかる負担を和らげます。 |
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アイシング |
運動直後や痛みがある場合に氷のうを用いて痛みがある部分、その周辺を冷やしましょう。熱や腫れを軽減する効果が期待できます。 |
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テーピング |
正しく使用しないと十分な効果が得られない場合もあるため、医師の指示に従って使用しましょう。 |
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練習環境の見直し |
コンクリートなどの硬い地面での練習を避ける。練習の量や強さを調整する。 |
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靴の見直し |
足への衝撃を抑えるクッション性の高い靴を選び、靴底がすり減った靴は新しいものに替えましょう。 足の負担を軽減するために、インソールの活用も選択肢の一つです。 |
これらの対処法を試しても痛みが引かない場合は、無理をせず専門の医師に相談してください。
■すねが痛む場合はクリニックの受診をしましょう
今回は、運動中や運動後にすねが痛む原因や一時的な対処法について、詳しく解説してきました。
すねが痛む原因は、過度な運動によるシンスプリントや疲労骨折など様々であり、自己判断が難しい特徴があります。
また、放置すると日常生活への影響も考えられるため、気になる症状がある方はできる限り早く専門の医療機関を受診してください。
もし気になる症状がある場合は、当院までお気軽にご相談ください。
