
「首に慢性的なこりや痛みがある」
「首のヘルニアって何?」
など、首の痛みや違和感についてお悩みの方もいるのではないでしょうか?
首の痛みの原因の一つに頸椎椎間板ヘルニアがあり、放置すると排尿障害や日常生活に影響を及ぼす可能性のある疾患です。
また、首のヘルニアは慢性的な首や肩こりと勘違いされ、放置される傾向があります。
そこで本記事では首のヘルニアの症状や原因について、詳しく解説します。
後半では、セルフチェックについても解説しているため、ぜひ最後までご覧ください。
目次
■首の痛みは「頸椎椎間板ヘルニア」の危険性も
首の痛みが続く方は、頸椎椎間板ヘルニアが原因となっている可能性があります。
頸椎椎間板ヘルニアとは、腰痛の原因となる「椎間板ヘルニア」と痛みが出るメカニズムは同じです。
人には首からお尻にかけて、椎骨(ついこつ)と呼ばれる骨がいくつも積み重なった背骨があり、椎骨と椎骨の間には、緩衝材の役割をする椎間板(ついかんばん)があります。
この椎間板が加齢や外傷などによって、損傷し神経を圧迫すると首や肩、腕のしびれなどの症状を引き起こすとされています。
■首のヘルニアの症状の特徴
首のヘルニアの症状は、首や肩のこりや違和感から始まり、慢性的な痛みや重症化するまで気づきにくい特徴があります。
ここでは、首のヘルニアの「初期症状」「慢性的な症状」「重症化」について、それぞれの症状で考えられる特徴を以下の表にて詳しく解説します。
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症状の特徴 |
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初期症状 |
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慢性的な症状 |
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重症化 |
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頸椎椎間板ヘルニアは、初期症状が見逃されやすく、慢性的な肩こりと同じような症状であるため、気づかずに過ごしてしまう方も少なくありません。
首に違和感を覚える場合は、一度医療機関への相談をご検討ください。
■首のヘルニアの原因
次に、首のヘルニアの原因について詳しく解説していきます。
加齢
首のヘルニアは、40〜60代にかけて多いと言われており、加齢が大きな原因の一つです。
背骨の間でクッションの役割を担う椎間板は、年齢を重ねると水分が減少し、みずみずしさと弾力を失っていく傾向があります。
この弾力性の低下が「椎間板の変性」を招き、衝撃を吸収しきれなくなった椎間板が徐々に変形していきます。
その結果、椎間板の一部が飛び出し、神経を圧迫するヘルニアにつながるのです。
※引用元:日本ペインクリニック学会 頸椎椎間板ヘルニア – 日本ペインクリニック学会
スマホ首や長時間デスクワーク
スマートフォンやパソコンの長時間利用による姿勢は、首のヘルニアの症状を悪化させる可能性があります。
うつむいた姿勢は頭の重さが首に直接的な負担としてのしかかります。
特に、本来ゆるやかなカーブを描いているはずの首の骨がまっすぐになってしまう「ストレートネック」の状態は注意が必要です。
この状態では頭の重さが分散されず、椎間板への圧力が集中してしまいます。
また、長時間同じ姿勢を続けると首周りの筋肉が緊張し、血行が悪くなる傾向があり、椎間板の変性を促すと考えられています。
交通事故やスポーツなどの外傷
交通事故やスポーツでの転倒など、首に強い力がかかると「首のヘルニア」になるケースがあります。
車の事故のように、激しい衝撃によって椎間板が損傷する可能性があり、椎間板の変性の仕方によっては、神経を圧迫してヘルニアの症状を引き起こす場合があるでしょう。
また、ラグビーや柔道のような激しいスポーツでも起こりやすく、強い衝撃の後に首の痛みや手のしびれを感じるケースがあります。
外傷性の場合、捻挫なのかヘルニアなのかご自身で原因の特定は難しいため、早めの医療機関への受診をおすすめします。
■首のヘルニアに対する簡単セルフチェック
ここでは首のヘルニアのセルフチェックをご紹介します。
医療的な診断を確定できるものではないため、あくまでも目安としてお考えください。
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握力が弱くなった
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慢性的な首や肩こりがある
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首を後ろに反ると痛みを感じる
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細かい指先の動きがやりづらくなった
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指先や手のしびれが一週間以上続いている
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肩こりに加えてめまいやふらつきが増えた
一つでも当てはまる項目がある場合は、専門医への相談をご検討ください。
■首のヘルニアに対する予防方法
首に違和感がある方は、ヘルニアの可能性も考えられるため、症状の悪化を防ぐ必要があります。
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ストレッチ
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姿勢の改善
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寝具や枕の見直し
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クリニックへの受診
長時間のスマートフォン使用やデスクワークをする方は、姿勢だけでなく適度な休憩も意識して取り入れていきましょう。
ストレッチによって痛みを感じる場合は、ストレッチは控えて医療機関への受診を検討しましょう。ヘルニアの場合、セルフケアのみでの根本的な改善は難しい場合が多くあります。
慢性化や重症化すると日常生活にも大きな影響を及ぼす可能性があるため、症状の悪化を防ぐためにも、早めに医師へ相談することが大切です。
■首に違和感がある方はクリニックへ受診しましょう。
今回は、頸椎椎間板ヘルニアの原因や症状の特徴について、詳しく解説しました。
首のヘルニアは、首や肩こりの延長線上にある症状のため、慢性化や重症化するまでご自身の症状に気づかない方も少なくありません。
症状が進行すると日常生活に影響が出るほど悪化する可能性もあるため、気になる症状がある方は、早めに医師への相談をご検討ください。
少しでも首や肩に違和感がある方は、お気軽に当クリニックまでご相談ください。
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